昨年度に引き続き、今年度も地域の方にご協力いただいて、防災参観日を実施しました。今年度は、北中校区の若い世代を中心に防災活動を行っている、次世代ネットワークの進行による、「クロスロードゲーム」と防災訓練を行った後、炊き出し訓練とマンホールトイレ設置訓練を行いました。
2時間目は、「クロスロードゲーム」。災害が起きた時、いろんな課題が出てきますが、その課題についてYesNoで答えるゲームです。このクイズに正解や間違いはありません。今回はタブレットを使って、QRコードを読み取り、YesNoの傾向をリアルタイムで集計し提示して、いろいろ意見交換をしました。児童だけでなく、保護者にも答えていただきました。
実は、次世代ネットワークの方は、教室にいた進行役の人だけでなく、スタジオからパソコンを駆使して、各教室にデータを送るなどしてくれていたんです。とっても頑張ってくれました。
3・4時間目は、縦割り班の低中高学年グループに分かれて、防災訓練を行いました。
1・2年生は、ストッキング処置と新聞スリッパづくりです。いざというとき、身近なもので対応する力は大事です。それを親子で学びました。
3・4年生は、防災ポーチを作るなら、何を入れるかを考える活動でした。10品限定なので、いろいろ選ぶのに迷っていましたが、各グループの考えをしっかり発表したり、理由を質問したりして、意見交換を行っていました。
5・6年生は、ミニDIG訓練でした。宮西小に避難所設営をするとして、どんな場所にどのような機能を果たすものを置くか、グループで相談しました。保護者や地域の方も意見を出しながら作成した避難所の図を見せ、自分たちの意見を発表しました。
防災訓練終了後は、炊き出し訓練とマンホールトイレ設置訓練を行いました。今年は、チキンライス、五目ご飯、わかめご飯、3種類の防災食を実際に作って食べました。量も多くおいしい!という声が聞こえてきました。マンホールトイレは、昨年に引き続き設置しましたが、やはり、1年に1度は設置して、覚えておく必要があることを確認できたのではないかと思います。
学校だけでなく、地域の方にも参加していただいて実施したこの防災参観日が、いろいろなことを考える良い機会となりました。
今後も、いろいろな形で地域とつながり、子供たちの様々な成長につなげたいと思います。